【速度で選ぶ格安SIM】通信速度を徹底比較|混雑時間帯も含めたリアルな評価
「格安SIMって遅いんでしょ?」
この疑問を持っている方は非常に多いです。確かにひとことで「格安SIM」といっても、サービスによって通信速度には大きな差があります。速度を気にせず使えるサービスもあれば、混雑時間帯には明らかな速度低下を感じるサービスもあります。
この記事では、格安SIMの通信速度について正直に解説します。
なぜ格安SIMは速度が遅くなることがあるのか
格安SIMの多くは大手キャリアの回線を「借りて」サービスを提供しています(MVNO方式)。この場合、大手キャリアから借りられる帯域幅(通信容量)には上限があります。利用者が増えたり、混雑時間帯になったりすると、その限られた帯域に多くのユーザーが集中するため速度が低下しやすくなります。
一方、ahamo・UQモバイル・ワイモバイル・楽天モバイルのように自社回線またはキャリアのサブブランドとして展開しているサービスは、帯域確保の優先度が高いため混雑時でも速度が安定しやすい傾向があります。
通信速度の種類と見方
格安SIMの速度を比較する際に知っておきたい用語を整理します。
最大通信速度はカタログに記載されている理論上の最大値です。実際の利用環境ではこの速度が出ることはほぼなく、参考値として捉えてください。
実測速度は実際に計測した速度で、比較サイトや専門メディアが定期的に公開しています。混雑時間帯・非混雑時間帯それぞれの実測値を確認することが重要です。
混雑時間帯の速度は昼12〜13時・夜18〜20時の速度です。この時間帯にスムーズに使えるかどうかがサービス選びの重要な判断基準です。
サービス別・通信速度の特徴
ahamo(ドコモ回線) ドコモ本体と同じ通信網を利用しているため、混雑時間帯でも速度が安定しています。平均下り速度は昼間でも50〜100Mbps程度を確保していることが多く、動画視聴やビデオ通話でもストレスを感じにくいサービスです。速度重視で選ぶなら最有力候補のひとつです。
UQモバイル(au回線) au本体に近い帯域を確保しているため、混雑時でも比較的安定した速度が出やすいサービスです。昼間の実測値でも30〜80Mbps程度を記録することが多く、格安SIMの中では速度の安定性が高い部類に入ります。
ワイモバイル(ソフトバンク回線) ソフトバンク本体と同じネットワークを使用しており、通信速度の安定性はUQモバイルと同様に高い評価を受けています。都市部での実測値は特に良好なケースが多いです。
楽天モバイル(楽天回線) 自社基地局を持つ第四のキャリアとして、楽天回線エリア内では高速通信が可能です。ただし楽天回線エリア外ではパートナー回線(au回線)を使用するため、エリアによって速度のばらつきがある点は考慮が必要です。都市部では安定した速度が出ることが多いです。
mineo・IIJmioなどのMVNO系サービス 大手キャリアの回線を借りる形のサービスは、昼間の混雑時間帯に速度が低下しやすい傾向があります。非混雑時間帯(早朝・深夜など)は十分な速度が出ますが、昼休みなどは数Mbps程度まで落ちるケースもあります。速度よりも料金の安さを優先する方向けのサービスです。
用途別・必要な通信速度の目安
どのくらいの速度があれば何ができるかを整理します。
ウェブサイトの閲覧やSNSの利用には1〜3Mbps程度あれば十分です。音楽のストリーミング再生には1〜5Mbps、標準画質(480p)の動画視聴には3〜5Mbps、高画質(1080p)の動画視聴には10〜20Mbps程度が目安です。
混雑時間帯でも10Mbps以上安定して出るサービスであれば、ほぼすべての用途でストレスなく使えます。昼間に動画をよく見る方や、仕事でビデオ会議を使う方は速度の安定しているサービスを選ぶことをおすすめします。
速度重視で格安SIMを選ぶなら
速度の安定性を優先するなら、ahamo・UQモバイル・ワイモバイルの3サービスが最有力候補です。この3つはいずれも大手キャリアと同等またはそれに近い通信品質を持ちながら、月々の料金を大幅に抑えられます。
料金を最優先してMVNO系サービスを選ぶ場合は、混雑時間帯に速度が落ちることを前提として、節約モードや Wi-Fi の積極活用で対応する工夫が有効です。
まとめ:「格安SIMは遅い」は一概には言えない
格安SIMの通信速度はサービスによって大きく異なります。ahamo・UQモバイル・ワイモバイルのような大手キャリア系サービスであれば、速度面での不満を感じるケースは少ないです。一方でMVNO系の低価格サービスは混雑時間帯の速度低下を念頭に置いた上で選ぶ必要があります。自分がいつ・どのようにスマートフォンを使うかを考えて、速度と料金のバランスを選んでください。

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